強いチームに必要な物
強いチームに必要な物について議論されることがある。
過去にプロ野球で4番打者ばかりを集めたチームが存在した。
その打線を見て、初めは簡単に優勝が出来てしまうと思いました。しかし、実際には優勝することは出来ませんでした。
これをきっかけに、強いチームには何が必要なのか改めて考えさせられました。
「野球はドラマだ」と言われております。であれば、良いドラマの中に強いチームを作るヒントがあると考えました。
ヒットした良いドラマを思い返してみると、一つの共通点があります。それは「いい脇役が存在する」ことです。
つまり、いくら良い主人公がいても、それを引き立ててくれる「脇役」がいなければ、素晴らしいドラマにならないのです。
野球の世界の脇役は、バントをしっかり決める人、ランナーを進塁させる人、堅実な守備をこなす人、つまり当たり前のことを当たり前にこなしてくれる人です。
このような人たちは決してヒーローインタビューに呼ばれることはありません。
しかし、実はチームの強さを決定付けているのは、このような「脇役」であると考えます。
上で述べた4番打者ばかりを集めたチームは、いわば主人公だけがいて脇役がいないドラマのようなものです。そんなドラマは全く面白みも魅力もありません。
これは、野球やドラマの世界に限らずに、一般の会社でも当てはまることだと思います。つまり、誰からも褒められることのないような作業をしている人こそ、実は会社を、いや社会を支えているのだと思います。
会社で雑用と呼ばれる作業を任されている方は何も嘆く必要はないのです。自分こそが会社を支えていると言う自負を持って、日々の仕事をこなせば良いのです。